配当は月次でレポートをします。
こんにちは。2020年2月よりマレーシア株の投資を始めたクアラルンプール在住のTOMOです。
長期保有で配当・インフレ対策を目的に個別株を購入し始め、現在は1銘柄1万RM(約26万)・28銘柄程保有しています。
最終的には120万RM(約3000万円)の個別株を保有し、4%の配当で年間4.8万RM(約120万円)・月4000RMの配当を受けてマレーシアでの生活費とすることを目指しています。
このブログでは自身の備忘録とモチベーション保持の目的で、
・【個別株】都度。購入した個別株についての概要や購入した理由
・【資産運用レポート】週末。週次の売買内容やその時点のポートフォリオ
をまとめていますが、今後は加えて受け取った配当の報告を月次でしていきます。
今回はその第一回目になります。
2021年3月は2銘柄で配当を受け取ることができました。
配当1.PETRONAS GAS BERHAD 162RM
初配当はペトロナスガスで、162RM(約4200円)でした。
10000RM弱の投資で162RMの配当なので、単純計算1.62%程度の配当です。
含み損が276RM出ているのでトータルでマイナスではありますが、配当権利日直前に買ってしまったので理論上短期で最高値だったところで掴んだと思えば仕方ないブレです。
ペトロナスガスは年間4回の配当のはずなので、1年トータル・そして5年10年トータルでしっかりと配当と株価変動を加味して4%程度プラスになっていればOKというスタンスで今後も保有を継続していきます。
ペトロナスガスに関する個別記事は、以下のページに記載しています。
配当2.MBM RESOURCES BERHAD 180RM
3月は1銘柄のみかと思っていた4月1日、配当に関するメールが楽天トレードから届きました。
そこでログインして配当の箇所を確認したところ、3月30日付での振込がMBM RESOURCESからありました。
こちらは180RM(約4700円)です。
こちらも同様に1.8%程度の配当率です。
傾向としては年間2回配当が出るはずで、3月よりも9月の配当の方が大きいので半年後の配当に期待です。
一応含み益も出ているので、単純に配当分得をした!と言っても良さそうですが、まだ誤差みたいなものなのであまり気にせずに行きます。
ちなみに配当を目的にいわば惰性で購入した大手銘柄もある一方で、MBMリソーシーズについては自動車業界をかなり勉強して購入を決めた銘柄なので、結構愛着があります。
その記事はこちらで記入しているので良かったらご覧ください。
まとめ&余談
ということで2021年3月は
PETRONAS GAS:162RM
MBM RESOURCES:180RM
合計:342RM(約9000円)
の配当を受け取ることができました。
最初は労力をかけて調べて手数料払って購入しているので(何もせずにお金が増えた!)という感覚は全くないですが、それでもやはり初めての配当は嬉しい限りです。
そしてマレーシア株の何が素晴らしいかというと、このお金がそのまま貰えることです。
各銘柄のキャプチャを見ていただくと分かるのですが、INCOME TAX(所得税)という欄が0なんですよね。
源泉徴収をされないだけでなくそもそもマレーシアでは株式の配当や売却に関わるインカムゲイン・キャピタルゲインともに非課税となっています。
そもそも株式の保有はその持ち分の割合で会社のオーナーになっているという構図です。
その会社が出す所得(収入ー経費)に対して会社自身が法人税を払っているので、その後の税引き後利益から支払われる株主への配当に税をかけるのは二重課税になってしまいます。
そのため「サラリーマンの所得税はマックス45%(+住民税10%)なのに株の配当は一律20%なのはずるい!」という意見は間違っているのですが、金融教育が行き届いていない日本だと「確かに!」という意見が多くまるで配当20%にしている日本政府は富裕層優遇政策を取っているかのように思われています。
日本政府:二重課税できるけど多くの国民から批判される
投資家:二重納税しているのに多くの国民から批判される
多くの国民:恩恵を受けているのに知らないから不満が大きい
という誰も得していない状態が継続している、とても歪なトライアングルです。
と日本の二重課税実態について話が脱線してしまいましたが、ようするにマレーシアが課税されなくて凄い!という話ではなく「二重課税は良くない」という倫理観が政府にあるならば配当に課税のないマレーシアの方が普通というお話でした。
更にキャピタルゲイン(株式などの売却益)も非課税であるのがマレーシアの魅力的な部分であり、今後何十年後か分かりませんが売却することがあればその時に感謝するであろう部分だと思います。
とにもかくにも9000円ゲット嬉しいです。
リアルに今年1-3月の食費合計から計算すると、僕の10日分の食費に値する額だったりします。