購入した銘柄

 

こんにちは。2021年2月よりマレーシア株投資を始めたTOMOです。


日系の楽天トレードから銘柄を調べ購入しています。


6銘柄目となる今回僕が購入した銘柄は、GENTING MYS BHDです。


ちなみに今までに購入してきたのは以下の5銘柄です;
ALLIANZ MALAYSIA(保険会社)
MAYBANK BHD(銀行)
MBM RESOURCES(自動車関連会社)
TENAGA NASIONAL(電力会社)
BIMB HOLDINGS(イスラム系銀行)

 

GENTING MYS BHDのデータ


概略

GENTING MYS BHDの主要データは2021年3月5日現在でこんな感じです。  

・業種:リゾート関連事業
・従業員数: 20477人
・時価総額: 17,932.89M RM(約4500億円)
・PER(株価収益率): —
・PBR(株価純資産倍率):1.14
・配当:3.64% 
・公式サイト:http://www.gentingmalaysia.com
※楽天トレードより引用


楽天トレードには「Business Summary 」という企業に対する概略があるのですが、そこの文章を日本語訳するとこうなります。


「Genting Malaysia Berhadは、ゲンティンハイランドでの観光リゾート事業に携わっています。
 当社は、ゲーム、ホテル、エンターテインメント、アミューズメントからなるレジャーおよびホスピタリティサービスの提供に取り組んでいます。当社は2つのセグメントで事業を展開しています。

 レジャー&ホスピタリティセグメントは、ゲーム、ホテル、エンターテインメントおよびアミューズメント、ツアーおよび旅行関連サービス、その他のサポートサービスを含む統合型リゾート活動で構成されています。

 不動産セグメントは、不動産開発、不動産投資および管理に関与しています。マレーシアのResortsWorld Genting(RWG)、英国(UK)のResorts World Birmingham(RWB)やその他のカジノ、米国のResorts World Casino New York City(RWNYC)、Resortsなどのさまざまな施設を所有および運営しています。
 バハマのワールドビミニ(ビミニオペレーション)、リゾーツワールドキジャール(RWキジャール)とリゾーツワールドランカウイ(RWランカウイ)など、マレーシアの2つの海辺のリゾートを所有および運営しています。」
※Google翻訳利用


言わずもがなのカジノ運営しているゲンティングループなのですが、マレーシア証券取引所には「GENTING BHD」なる会社も上場しており、初心者投資家を混乱に陥れてきます。


こちらのマレーシアがついていない方の主な事業活動は、「レジャー&ホスピタリティ、プランテーション、電力、不動産、石油・ガスの5つのセグメントに分類されます」ということで、
 ・マレーシアとついている方(GENTING MYS BHD)はリゾート&不動産事業
 ・マレーシアとついていない方(GENTING BHD)は複合企業
と同グループで棲み分けていると解釈しています。


日本株始める海外投資家が直面する、「これもそれもMitsubishi?」に比べれば遥かにマシかもしれないですね。

 

さて。
気を取り直して今回はリゾート事業の「GENTING MYS BHD」です。


GENTING MYS BHDの直近の株価と売上のチャートはこんな感じです。


株価チャート

引用:https://klse.i3investor.com/servlets/stk/chart/3182.jsp


売上・税引後利益チャート

引用:https://www.malaysiastock.biz/Corporate-Infomation.aspx?securityCode=4715


今年に入り、コロナの影響で娯楽産業は頻繁に政府から営業停止を命令されています。


更に営業できても国内での州内移動が制限されたり海外からのお客は期待できなかったり、物理的に行ける方々にとっても人が集まる場所に行きにくいと心理的ハードルも高い業種です。


結果、2020年は第1四半期から第3四半期連続で赤字となっています。
とくに第一波が拡大していった第2四半期は売上もほとんど無く酷い有様ですね。


まとめ

「コロナ禍では勝ち組と負け組に二分される」と言いますが、ゲンティンに関してはカジノを中心とした事業という性質上明らかに負け組です。


なので健全な営業を開始できるまでどこまで耐えられるのかというのが問題になってきます。

2020 4th Quarterly Financial Report
の資料を簿記3級TOEIC700点というなんとも言えないステータスの僕が読み込んでいくと、3ページ目にそれっぽい部分がありました。


該当箇所に赤枠をつけてみましたが、
Current assets(流動資産)が2019年末8062M RM→2020年末3557M RM(-56%)、
Total assets(総資産)が2019年末33312M RM→28287M RM(-15%)、
NET ASSETS PER SHARE(株式あたりの純資産=BPS)が3.27→2.64(-19%)
の3つに注目しました。


流動資産の減りはえげつなく、このままのペースで2021年も過ぎると今年は手元資金がマイナス(借金状態)に転じます。


一方で、固定資産の割合が多いので全体の資産減少は15%に留まり、なんとか数年であれば銀行からの融資や最悪固定資産の売却により生き長らえることはできそうです。


業績に連動する形で株式あたりの純資産(BPS)が3.27から2.64まで約20%下がっています。

今の株価が2.97なので、PBR = (株価 ÷ BPS) の式で考えればPBRが1を超えている状態です。


PBRが1を超えているということは「市場では高評価を得て本来の企業の価値よりも高い値段で株式売買が行われている」ことを意味するので、現在の株価を見る限り市場はゲンティングループの復活を予期している(楽観視している)と言えそうです。

 

そういう僕自身も1株2.950RMで掴みました。

 

・マレーシアはワクチン摂取を迅速に進め年内中に一定の収束に向かいそうなこと
・ゲンティンの倒産は従業員数だけでなく周辺労働者に対しても影響がでかすぎて考えにくいこと
・娯楽を抑制された人々が復活後反動で遊ぶ可能性が高いこと
・上記の通り数年間は持ちこたえる企業体力がしっかりあること
等を考えると、2017年に5.6RMの高値をつけたゲンティン株を2.95RMで掴むというのは悪くない決断だと思っています。


実際に行ったこともありますが、大人が遊ぶカジノというだけでなく子供連れでも楽しめるような作りになっていて、純粋に応援したいという気持ちもあります。

By TOMO@KL

2018年3月に働くことを辞め、MM2H(10年滞在可能なビザ)を取得して2018年12月からマレーシアのKLCCに在住。 "他人に迷惑をかけない範囲で自由きままに生きる"をモットーに、寝たい時に寝て起きたい時に起きて好きなことをする生活をしています。いつまで続けるかは未定です。

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