購入した銘柄
こんにちは。2021年2月よりマレーシア株投資を始めたTOMOです。
日系の楽天トレードから銘柄を調べ購入しています。
35銘柄目となる今回僕が購入したのは、MISC Berhadです。
MISC Berhadのデータ
概略
MISC Berhadの主要データは2021年4月12日現在でこんな感じです。
・業種:海運
・従業員数: 8632人
・時価総額:30,666.26M RM(約8100億円)
・売上:9,401.23 M RM(約2500億円)
・純利益:-43.06 M RM(約11億円)
・PER(株価収益率):—
・PBR(株価純資産倍率):0.95
・配当:4.80%
・公式サイト:https://www.misc.com.my/
※楽天トレードより引用 楽天トレードには「Business Summary 」という企業に対する概略があるのですが、そこの文章を日本語訳するとこうなります。
「MISC Berhad(MISC)はマレーシアを拠点とする企業であり、エネルギー輸送および海事ソリューションのプロバイダーです。
当社は、海運および関連する活動に従事しており、オフショアフローティングソリューションの所有および運用、海洋の修理および改造、エンジニアリングおよび建設工事、海事教育および訓練、ならびにタンクターミナルの所有を行っています。
エネルギー関連の海運、その他のエネルギー事業、および非海運などの3つのセグメントで運営されています。
エネルギー関連の海運部門は、液化天然ガスサービス、石油タンカーサービス、ケミカルタンカーサービスを提供しています。
その他のエネルギー事業セグメントは、貯蔵ターミナルでの石油および石油化学製品の運用と保守、オフショアフローティングターミナルの運用と保守、および海洋修理、海洋転換、エンジニアリングおよび建設工事を行っています。
非海運およびその他のセグメントは、統合ロジスティクス、海洋教育および訓練、およびその他の多様な事業に従事しています。」
※Google翻訳利用
従業員8000人を超える超大手海運会社ですね。
グループ構成もPDF2枚に跨がるカオスぶりです。
グループ構成
アニュアルレポートに従業員の国籍が綺麗に載っていたのでこちらに記載します。
従業員国籍構成
3分の2がマレーシア人、3分の1が外国人で構成されています。
インド・フィリピン・バングラデシュ・中国・シンガポール・アメリカ・ブラジル……。
業務内容だけでなく、人種も含めてグローバルであることが分かりますね。
インフラちっくな銘柄は株主構成の確認も必須です。
株主構成
51%と過半数がマレーシア政府、次にEPF(Employees Provident Fund)が11.2%です。
Wikipedia情報によると、
・マレーシア政府の要請によりロバート・クオックが設立
・最初の2隻は日本政府が戦争の補償として提供
・フセイン首相の圧力により新規株式を発行し、マレーシア政府に寄贈
という流れのようです。
ロバート・クオック何者だよ……と思ったら純資産1兆円を超える実業家でした。
シャングリラホテル等を保有するケリー・プロパティーズ(英語版)を率いる実業家で、1923年生まれなので今98歳の天才ですね。
次点株主として記載されているEPF(Employees Provident Fund)はマレーシアの従業員積立基金です。
日本で言うGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)みたいなものですね。
そんなMISC Berhadの直近の株価と売上のチャートはこんな感じです。
株価チャート
売上・税引後利益チャート
配当推移
まとめ
マレーシア上場企業を時価総額順に並べると17番目に位置する巨大組織です。
この会社もFTSEマレーシアKLCI (KLSE)という30銘柄により構成されるマレーシアの株価指数にも含まれている一社です。
海運業のため、コロナ禍真っ只中で大きく業績を下げました。
以下のようにアジアだけでなく欧州・北米・南米と広く関わっているので、昨年度厳しかったことは当然ですね。
一方で第2四半期以降は売上・利益とも前年度と同程度以上に戻っており、株価はまだ戻りきっていないことを考えるとコロナの収束具合も鑑みてかなり激アツ銘柄のように感じました。
昨年赤字とはいえ直近3四半期は黒字で毎年配当4%の大手企業がPBR1未満のこのタイミング、間違いないはず!
自信ランク
先日保有銘柄を自分なりにランク付けしたらまさかの結果だった件。という記事で、保有銘柄に「どの程度自信を持って購入したのか」を軸にランク付けしたことをまとめました。
今後は購入時のこの個別記事作成のタイミングでランクをつけていくこととします。 ランクの基準は以下の4つです。
S:自信あり。増配または株価上昇が現実的と思っている。
A:積極的に購入決定。インフレ率を加味して配当・株価変動合わせて横ばいを期待。
B:消極的に購入決定。悪くないし買っても良いかな程度。
C:自信なしor分散枠。買わなくて良かったかも。何かしら理由つけて買ったけど後悔しそう。
今回のMISCは、Sランクです。
まとめの部分で書きましたが、コロナ前の水準より10%以上株価が安く、業績はほぼ戻りきっている状態です。
上がっても1.5倍になるような銘柄ではないとはいえ、コロナの不安が目に見えて減ってきたら短期(半年~1年)で10%以上の株価上昇は普通に見込めるので自信持って購入を決めました。