購入した銘柄
こんにちは。2021年2月よりマレーシア株投資を始めたTOMOです。
日系の楽天トレードから銘柄を調べ購入しています。
記念すべき30銘柄目となる今回僕が購入したのは、Poh Huat Resources Holdingsです。
ちなみに今までに購入してきた29銘柄は以下にまとめています;
ALLIANZ MALAYSIA(保険会社)
MAYBANK BHD(銀行)
MBM RESOURCES(自動車関連会社)
TENAGA NASIONAL(電力会社)
BIMB HOLDINGS(イスラム系銀行)
GENTING MYS BHD(リゾート事業会社)
MMC CORPORATION(港湾運送業)
MAXIS BERHAD(無線通信サービス)
GAS MALAYSIA(ガス)
RANHILL UTILITI(水道)
FAVELLE FAVCO(建設機械メーカー)
Berjaya Sports Toto Berhad(スポーツTOTO)
ASTRO MALAYSIA(放送)
KUMPULAN FIMA(商業印刷)
PETRONAS GAS(ガス)
ELK-DESA RESOUR(消費者金融)
MMB HLDGS BHD(銀行)
AEON CREDIT(消費者金融)
FRASER & NEAVE(清涼飲料水)
HAP SENG CONS(複合)
SIME DARBY BHD(消費財コングロマリット)
Hengyuan Refining Company(石油精製)
LPI CAPITAL BHD(損害保険)
HARRISONS HOLDINGS(貿易・流通)
SOUTHERN ACIDS(化学製品)
TALIWORKS CORP(給水)
UOA Development(不動産)
SURIA CAPITAL(港湾管理)
Eco World Development Group(不動産)
Poh Huat Resources Holdingsのデータ
概略
Poh Huat Resources Holdingsの主要データは2021年4月8日現在でこんな感じです。
・業種:家具
・従業員数: 4000人
・時価総額:450.84M RM(約120億円)
・売上:659.50 M RM(約170億円)
・純利益:51.90 M RM(約14億円)
・PER(株価収益率):7.31
・PBR(株価純資産倍率):1.00
・配当:4.93%
・公式サイト:http://www.pohhuat.com/
※楽天トレードより引用
楽天トレードには「Business Summary 」という企業に対する概略があるのですが、そこの文章を日本語訳するとこうなります。
「Poh Huat Resources Holdings Berhadは、マレーシアを拠点とする投資持株会社です。
当社は家具の製造を行っております。 同社は、オフィス家具と家庭用家具の2種類の家具を製造しています。
家具業界セグメントを通じて運営されています。
その子会社には、Poh Huat Furniture Industries Vietnam, Poh Huat Furniture Industries (M) Sdn. Bhd., PHW Properties Sdn. Bhd., Poh Huat International Sdn. Bhd. and Poh Huat (Australia) Pty Ltd.が含まれます。
PHW Properties Sdn. Bhd. は不動産開発業者および建築請負業者です。
Poh Huat Furniture Industries Vietnamは、木製の家庭用家具の加工と製造を行っています。
Poh Huat Furniture Industries (M) Sdn. Bhd.は家具の製造と販売および投資の保有に従事しています。
同社はマレーシアとベトナムに製造拠点を持っています。」
※Google翻訳利用
オフィス家具と家庭用家具を製造している製造会社です。
グループ構成
メインの家具製造・不動産の開発建築・オーストラリア・インターナショナル・BVIという従業員4000人とは思えない非常にわかりやすい構成です。
そんなPoh Huat Resources Holdingsの直近の株価と売上のチャートはこんな感じです。
株価チャート
売上・税引後利益チャート
配当推移
まとめ
30銘柄目ということで、今までに購入していない業界を調べていたら、今回のPoh Huat Resources Holdingsに出会いました。
今までは株価の安定や配当の高さを重要視していたので銀行やインフラ会社に偏っていましたが、今回のPoh Huat Resources Holdings Berhadは家具製造という新しい業界となりました。
調べる流れとしては、
セクター(事業)を絞る
→PER・PBR等数値の良い企業を見つける
→良さげな企業があったら詳細を調べる
→購入を決める
という感じです。
Retailers(小売業者)・Food & Drug Retailing(食品&医薬品小売)・Industrial Goods(工業製品)等あまり保有していない業種を調べてあまりピンとくる会社がなかなか無かったものの、15社目程度でこの会社を見つけました。
PER7.31・PBR1.00とそこそこ割安で、配当も4%超で毎年安定。
業績も変動あれど右肩上がりで昨年もプラス。
ということで第一印象良さげでした。
一方で、家具の製造ということで輸出に頼っている部分も大きいです。
為替レートの変動が大きいマレーシアやベトナムを拠点にしているのになんでこんなに安定して利益出せているんだろう? と疑問に思いましたが、ファイナンシャルレポートにそのヒントがありました。
「Financial risk management policiesのMarket risk」という項目で、グループが保有している通過別の売掛金(receivables)や買掛金(payables)等の記載がありました。
はい。
さすがに英語でこんな通貨別の会計資料を読み解くのは無理ですが、
・為替レートに右往左往されずに毎年安定して利益を出している
・通貨別の買掛金や売掛金等をしっかりコントロールできている
の2点が分かれば十分です。
この表以外にも各エリア(アジアやアメリカ・ヨーロッパ等)ごとの売掛金等、長々とリスクコントロールの資料が続いていました。
この点については信用して良さそうです。
一方で気になる点がありました。
10%以上の売上があるメジャーカスタマー4社のうち1社の売上が「-」となり、残り3社のうち2社がマイナスとなっています。
いくら巣ごもり需要で家具家電の売上が上がっている部分もあるとはいえ、オフィス家具も含めて製造している企業としては、需要が減って売上も下がっているということなのだと予測できます。
それでも2020年は昨年対比で6%の売上減少(利益は増加)に抑えられており、前々年度と比べると2020年の方が売上も高いので、このくらいの変動は普通にあるものなのかもしれないですね。
ウイルスが蔓延する世界でこの程度であれば、今後も安定した業績を期待できそうです。
ということで購入を決定しました。
普段買わないものの聞いたことの無いメーカーの株購入、バフェットが聞いたら説教されそうです。