マレーシアの個別株に投資しています。
こんにちは。TOMOです。
2018年よりクアラルンプールに在住し、今年2月よりマレーシア株投資を始めました。
現在35銘柄程保有し、総投資額は900~1000万円程度になってきました。
マレーシア株がダウや日経平均と連動していない感覚。
マレーシア株の投資・勉強を始めた頃、
「マレーシア株、全然日経平均やNYダウと連動してなくない?」
という疑問が浮かびました。
勿論コロナのタイミングで全世界同時に株価が一気に下る時にマレーシア株も下がっている等個別事象はありますが、どう見ても連動していなそうなんですよね。
数字で相関を確認しなくても日経平均とNYダウが連動していることは短期チャートでも長期チャートでもひと目で分かりますし、チャイナ・ショックの際は香港株式市場の行方が日本株を動かす……等、世界経済は連動しているというのは当たり前の感覚でした。
が、マレーシア株は全然そんな感覚がなく、2ヶ月程度経った今もその感覚が続いています。
ツイッター検索してたらたまたま出てきたツイート
現在マレーシア株の情報収集は、
・楽天トレードで銘柄を見つける
・その銘柄の公式HP・アニュアルレポート・株式まとめサイト等で情報を調べる
・補足として気になることがあったらググってニュースやリリースを探す
・楽天トレードのデイリーニュースやマレーシア人の投資家ブログを読む
といった感じである程度スムーズにできるようになってきました。
ただ、ザックリした感覚の話はツイッター検索すると昔のツイートなんかが良い気付きになることがあるので、ググるのと合わせてツイッター検索することがあります。
そしたらこんなツイートを見かけました。
世界株相関係数の最新版。MSCIが2019年11月に発表した直近20年間の集計。各国の株価がどの国に連動するか表す。青は連動し赤は逆の動き。上から2番目の米国株を見ると主要先進国とほぼ連動していて世界分散が効かない事がわかる。逆に連動しないのはパキスタン株マレーシア株。https://t.co/Jhm0BxTbGv pic.twitter.com/4jydhO3BaR
— 全力米国株 (@komcdspxl) January 18, 2020
ソースとして記載さているのは
Have regional equity-market correlations risen?
です。
下と左に国名が記載されていて、相対する国同士の株式に相関関係があると緑色・ないと赤色、更にその強さによって色が濃くなる、という図です。
この表を見ると、マレーシア株はシンガポール株・インドネシア株・タイ株と多少相関がある(表で言う緑色に近い色)だけで、アメリカ株や日本株を始めとした主要国との相関が全然ない(色でいう赤色)ことが分かります。
※データは1998年12月から2019年10月までのデータなので、コロナ前までの過去約20年間の動きに対しての相関関係の話になります。
で、だから何?
自分の感覚がデータで正しかったと示されて嬉しいというだけではなく、これを元に何が言えるのか?を考えます。
今アメリカ株は金融相場から業績相場に移り変わる潮目だとか、バブルかもしれないとか、バブルじゃないかも知れないとか、興奮と不安が入り混じったカオス状態です。
そして主要国の株式は上記データの通りアメリカ株と相関関係が強く、それはつまり日本株もバブルかもしれないしバブルじゃないかもしれない、EU関連株もバブルかもしれないしバブルじゃないかもしれない……ということで、もし今がバブルでそのうち弾けるとしたら、みんな一斉に弾ける(可能性が高い)ということを意味します。
例えば「リスクを分散するために日本株50%にしてアメリカ株25%・欧州株25%に分ける」という日本在住の日本人がいたとしたら、それは全然リスクの分散になっていないわけです。
リスク分散できるポートフォリオを組むのであれば債権と株式、金と株式のようにある程度反対の動きをするものを保有することは勿論、アメリカ株とマレーシア株のように相関関係が全然ないものをそれぞれ保有することが重要であり、バブルかもしれないと言われる今だからこそマレーシア株はもっと注目されて良いんじゃないかなと思います。
リスク分散で現金ポジションを多めに取っている方は、マレーシア株ポジションなら世界経済のバブル崩壊にも強いかもしれないですよ!
というお話でした。