始まりはIHHヘルスケアの株主構成

こんにちは。TOMOです。
2018年よりクアラルンプールに在住し、今年2月よりマレーシア株投資を始めています。


先週購入したIHHヘルスケアの株主構成に三井物産の名前が出てきました。


IHHヘルスケアは時価総額約1兆円・従業員3万人を超える医療サービス組織で、アジアを中心に10か国以上で医療センター、診療所、および補助医療事業を運営している企業です。

そんな民間の医療組織に三井物産が投資しており、株式30%以上を保有、取締役も4人派遣している等かなり力を入れているであろうことが分かりました。


現在マレーシア株投資を始めている自分としては、三井物産が出資している会社を探してその会社の株を買うのは
ウォーレン・バフェットの信じる日本の商社三井物産の信じる会社の株を買う
のロジックで、これは間違いがない手法なのではないかと考えました。


ということで、まずは三井物産のリリース情報を漁ってみました。

mitsui.com × マレーシア × releaseで検索

まずは三井物産のドメイン「mitsui.com」とリリース情報ページとなる「release」、更に「マレーシア」という単語でGoogle検索をしてみました。


すると、以下のようなタイトルのページが出てきました。
 ・マレーシア・クアラルンプール近郊の賃貸用物流施設・工場開発事業に参画
 ・アジア最大手の中間所得層向け病院グループへの参画
 ・マレーシアでの業務用トマト加工品製造・販売事業への参画
 ・マレーシアにおける2,000MW超々臨界石炭火力発電事業への出資参画について
 ・マレーシア「Track 3B 2,000MW超々臨界石炭火力発電事業」一部持分売却について
 ・マレーシアでのスマートシティ開発にマスターディベロッパーとして参入

中身を見てみたものの、
マレーシア・クアラルンプール近郊の賃貸用物流施設・工場開発事業に参画
記事に登場するSime Darby Property以外は非上場の会社名しか出てこず、三井物産が出資した先は以下のように子会社(三菱地所とのJV=ジョイントベンチャー)を通している構成とリスク分散をしている始末です。

引用:https://www.mitsui.com/jp/ja/release/2018/1226301_11199.html

 

僕自身日本の不動産業界に関わっていた部分がありなんとなく知っている知識ですが、大規模プロジェクトはディベロッパーが複数社共同で開発・販売を行うことでリスク分散をすることがよくあります。


マレーシアでの開発かつ130億円という規模なのでノウハウの相互提供という面でも必要なことかと思いますが、IHHヘルスケアに突っ込んでいる金額と比べるとどうしても小さく自信を感じられないと言わざるを得ないです。


また、Sime Darby Propertyに関してはEco World Development株を購入記事でも記載している通り、コロナの影響をもろに受けていて配当状況も良くないということで購入を見送っています。


ということで、この方法では購入したい上場企業を見つけることができませんでした。

三井物産のページ内検索で「マレーシア」と検索

リリースに絞ってGoogle検索で上位に来るページだけでは良い情報は得られない。


では三井物産のサイト内検索で良い情報を探ってみることにします。


その結果がこちら;

引用:https://search1.mitsui.com/?PHPSESSID=d669a405f27f6cf01420db080d46fa62&kw=%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2&lang=ja&country=jp&ie=u

 

287件も出てきました。


面倒ですが、全タイトル目を通してみました。


本題に入る前にせっかくなので投資関係なく面白そうなタイトルを紹介します。
 ・サステナビリティ | マレーシア領ボルネオ島キナバタンガン川及びセガマ川流域の低地混交フタバガキ林における中・大型哺乳動物の生態調査 – 三井物産株式会社
 ・三井物産環境基金 2018年度 活動助成 助成案件一覧 
 ・特定非営利活動法人 ボルネオ保全トラスト・ジャパン 日本の動物園といっしょに、ボルネオにオランウータンの橋をつくるプロジェクト 活動助成
 ・東南アジア新興国の主要都市における都市マスタープラン実施後のヒートアイランド予測とその緩和策の提案
 ・日本と世界の木材事情 | 社会:森のしごと「林業」ってなんだろう? | 森のきょうしつ – 三井物産


さすが日本を代表する大企業という感じです。


「三井物産環境基金」という基金で地球環境問題の解決と持続可能な社会の構築に貢献する世界中のさまざまな案件を支援していたり、子供向けに「サス学」というアカデミーを開催して子どもたちにサスティナブル(持続可能)な未来を創る力を育むための学びの機会を提供したりと社会貢献活動をしていました。


こういうことの積み重ねにより世界で日本は評価され、タクシードライバーが良くしてくれたりと僕ら個人も恩恵を受けているんだろうなと感じてしまいます。
同じ日本人として知っておいて損は無い内容ですね。

 

さて、脱線してしまいましたがここから本題です。
投資したいと思えるマレーシア企業は見つかったのか?


答えはNoでした。


287ページもマレーシア関連のページがあるということで期待したのですが、ほとんどがサステナビリティに関するページ(レポートや助成金の記事)と投資家向け情報(決算報告書・アニュアルレポート等)でした。


サスティナビリティに関しては様々出てきましたが、マレーシアの単語に関わる部分はIHヘルスケアに関する事項であることが多く、残念ながら新しい情報はなかなか見つかりませんでした。

最新のアニュアルレポートを参照

こうなってしまうと、最新のアニュアルレポートを見る他ないです。


英語のアニュアルレポートを見ることが当たり前になってきてしまった以上、日本語のアニュアルレポートならイケるでしょうということでそれっぽい情報を探してみたらすぐに見つかりました。


「主なカントリーエクスポージャー」という項目で国ベースの投資額が載っていました;


単位が「億円」なので3458億円程度マレーシアに投資していることとなります。


ブラジルに次いで2番目ということで、三井物産がマレーシアに力を入れていることが分かりますね。


と思いましたが、あれ。と気づいてしまいました。


IHHヘルスケアの現在の時価総額が1兆2369.99億円です。

※楽天トレードの時価総額・為替はGoogleレートで計算しています。

 

このうちの32.91%が三井物産の保有なので、時価では4070億円となります。

このレポート上での日付が2020年3月31日時点での数字なので、コロナで株価が下がったタイミング(今より6%程低い)かつ今よりも4%程円高だったことから、ちょうど3400億円前後になりそうです。


ということは、三井物産がマレーシアに投資している金額の9割以上はIHHヘルスケアの株式保有で占められているということになってしまいます。


リリース情報を網羅してもなかなか見つからないわけですね。

まとめ

ということで、
ウォーレン・バフェットの信じる日本の商社三井物産の信じる会社の株を買う作戦
は見事失敗に終わってしまいました。


調べる中で出会った情報は面白いモノが多かったですが、なかなか投資には結びつかなかったです。


その分IHHヘルスケアを大事にしようと思います。


リンギットベースでは今は三井物産が購入した価格よりも安いはずなので、動向によっては買い増しも検討していきます。


それにしても三井物産の社会貢献活動、凄く良いですね。

最後に

あくまで素人投資家が個人で調べた内容を備忘録代わりに書いているだけなので正確でない情報等もあるかもしれません。
その点ご了承ください。


個人ブログなので当たり前であり普段はこういった注意書きは書かないのですが、マレーシア企業ではなく日本企業にフォーカスした回なので念の為記載しています。

By TOMO@KL

2018年3月に働くことを辞め、MM2H(10年滞在可能なビザ)を取得して2018年12月からマレーシアのKLCCに在住。 "他人に迷惑をかけない範囲で自由きままに生きる"をモットーに、寝たい時に寝て起きたい時に起きて好きなことをする生活をしています。いつまで続けるかは未定です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です