購入した銘柄
こんにちは。2021年2月よりマレーシア株投資を始めたTOMOです。
日系の楽天トレードから銘柄を調べ購入しています。
34銘柄目となる今回僕が購入したのは、IHH Healthcare Berhadです。
IHH Healthcare Berhadのデータ
概略
IHH Healthcare Berhadの主要データは2021年4月12日現在でこんな感じです。
・業種:医療施設 & サービス
・従業員数: 35000人
・時価総額:47,231.41M RM(約1兆2500億円)
・売上:13,404.60 M RM(約3500億円)
・純利益:199.03 M RM(約50億円)
・PER(株価収益率):237.31
・PBR(株価純資産倍率):1.97
・配当:0.74%
・公式サイト:http://www.ihhhealthcare.com/
※楽天トレードより引用 楽天トレードには「Business Summary 」という企業に対する概略があるのですが、そこの文章を日本語訳するとこうなります。
「IHH HealthcareBerhadは投資持株会社です。 当社は5つのセグメントで事業を展開しています。
アジアの病院運営者およびヘルスケアサービスプロバイダーであるParkway Pantai、
中東欧、中東、北アフリカ(CEEMENA)の病院運営者およびヘルスケアサービスプロバイダーであるAcibadem Holdings、
Ac?badem Saglik Yatirimlari HoldingA.Sを所有する投資持株会社 (ASYH)、
マレーシアの教育サービスプロバイダーであるIMUヘルス、
不動産投資信託であるPLifeREIT等、本社を含むセグメントです。
その事業部門は、約50の病院で、10,000を超える認可されたベッドを運営しているほか、10か国以上で医療センター、診療所、および補助医療事業を運営しています。
その子会社にはIMU Health Sdn. Bhd., Integrated Healthcare Holdings Limited, Integrated Healthcare Holdings (Bharat) Limited、Integrated Healthcare Turkey Yatirimlari Limited.が含まれます。」
※Google翻訳利用
時価総額1兆円・従業員3万人を超える医療サービス組織ですが、グループ構成は以下のようにシンプルです。
グループ構成
株主構成
唐突の三井!
このMitsui & Co., Ltd. は三井物産ですね。
三井物産の2018年11月29日リリースによると、
>三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:安永竜夫、以下「三井物産」)は、アジア最大手の民間病院グループIHH Healthcare Berhad(以下「IHH社」)の株式16%相当を、同社筆頭株主であるマレーシアのKhazanah Nasional Berhad(以下「カザナ社」)の100%出資持株会社より取得することを決定し、11月28日に株式譲渡契約書を締結しました。
>取得対価は約84億マレーシアリンギット(約2,300億円)で、本追加取得の実行後、三井物産は既存持分と合わせIHH社株式32.9%相当(*)を保有する筆頭株主になります。
ということです。
取締役一覧ページを見ると15人中4人の日本人の姿がありました。
全員が三井物産出身のようで、ただ保有しているだけでなく経営に対しても影響力があることが分かります。
そんなIHH Healthcare Berhadの直近の株価と売上のチャートはこんな感じです。
株価チャート
売上・税引後利益チャート
配当推移
まとめ
マレーシア上場企業を時価総額順に並べると5番目に位置する巨大組織です。
IHHヘルスケアより上が
・メイバンク(銀行)
・パブリックバンク(銀行)
・ペトロナスケミカル(化学品メーカー)
・テナガナショナル(電力)
の4社しかないので、いかに化け物かが分かります。
この会社もホンリョングループと同様FTSEマレーシアKLCI (KLSE)という30銘柄により構成されるマレーシアの株価指数にも含まれている一社です。
初めて知った時は(医療でこんなに大きい上場会社があるんだなー)と衝撃的でしたが、マレーシア株購入に慣れてきていた今改めて調べると三井物産が筆頭株主である情報が出てきて再度驚きでした。
医療費は単価も合計も年々高くなっていき歯止めがかかることないと言われている世の中でここまでの存在感ある医療組織を無視できないという考えはもっともだと思い、三井物産が購入した2018年よりも株価が下がっていることもあり、どこかで爆発するタイミングが来るだろうと購入を決めました。
自信ランク
先日保有銘柄を自分なりにランク付けしたらまさかの結果だった件。という記事で、保有銘柄に「どの程度自信を持って購入したのか」を軸にランク付けしたことをまとめました。
今後は購入時のこの個別記事作成のタイミングでランクをつけていくこととします。 ランクの基準は以下の4つです。
S:自信あり。増配または株価上昇が現実的と思っている。
A:積極的に購入決定。インフレ率を加味して配当・株価変動合わせて横ばいを期待。
B:消極的に購入決定。悪くないし買っても良いかな程度。
C:自信なしor分散枠。買わなくて良かったかも。何かしら理由つけて買ったけど後悔しそう。
今回のIHHヘルスケアは、Cランクです。
現時点で1兆円企業、PER237.31、PBR1.97、更にコロナ禍真っ只中。
安全を期す投資をするなら今は見送りだと思いますが、攻めの意味も込めて購入に踏み切りました。
ウォーレン・バフェットの信じる日本の商社の信じるIHHヘルスケアを信じよ!の精神です。